2011年2月12日土曜日

入院か自宅看護か

 
具合の悪そうなしなチュンを、今日病院につれて行きました。
 
先生は、しなチュンの顔を見るなり
 
「うわ~。やばい顔色だねぇ」と一言。
確かにアイリングもクチバシも白っぽくて目はショボショボの
閉じ気味だし呼吸は体全体でハアハアと一生懸命してる状態。
  
恐る恐る触診する先生。
 
「お腹が腫れてる。内臓が腫れてるっぽいね。でも今のこの状態じゃ
触診だけでも命に関わるからあまり触らないでおくね」
 
「糞にエサがそのまま出ちゃってる、胃腸の調子もよくないみたいだね」
 
「この呼吸の荒さは呼吸器系の病気じゃなくて、内臓系が腫れて肺とか呼吸器が
空気を吸うスペースがなくなっちゃてるんだと思う」
 
「結構重傷だよ」
 
「覚悟決めて治療していこうね」
 
「まずはエサを食べてもらうこと。今体重21グラムあるけど、お腹の腫れをひけば
実質19グラムくらいだと思う。触った感じでも筋肉がすごく痩せてるし」
 
「消化の良いペレット100%の食事でこの糞の状態だとすると、
かなり消化器官が弱ってて栄養とれてないから
肝臓が悪い子用のペレットと胃が悪い子用のペレットを
少し出してあげるから食べるかどうか試してみて」
 
「そして夜も寝かせず薄明るくして食べさせるのが優先」
 
「そして30度での保温。でも32度は超えちゃダメ。熱中症になるからね」
 
「後は胃腸と肝臓の働きをよくする薬をとりあえず一週間出すから、
頑張って治療してみて」
 
「もちろん入院という選択肢もあります。しっかり保温出来るしエサを食べなければ
強制給餌できるしね。でも知らない場所で知らない人に世話されることで余計具合が
悪くなる子もいます。それに最悪の事態のとき、飼い主が立ち会えないことも十分あり得ます」
 
「どう治療していくか、ご家族とよく話し合ってきてください」
  
 
いままで何度も通院した経験がありますが。
ここまでせっぱつまったお話は出たことがなかったので、
そうとう危ない状態なんだなと把握しました。
 
薬が効いてお腹の腫れがマシになって普通に呼吸が出来るようになったら
レントゲンを撮ってちゃんと検査しましょうとのことでした。
 
なんとなくその言葉の裏に「そこまで回復させるのはかなり難しいよ」と
言われた気がします。
 
呼吸が苦しそうなときのために酸素ボンベも買っておくようにといわれました。
スプレー缶になってるあれですよ、テレビでよく見かけますよね。
 
クチバシが紫色になるような事があったらカゴカバーの中に酸素を送り込んでやると
楽になるらしいです。(もちろんカバーには二酸化炭素を逃がす穴が必要です)
  
本日処方された薬とペレット。
 
きっとしなチュンは食いしん坊なので食べてくれると思います。
先生いわく、味は美味しくないらしいんですけどね。
 
でもしなチュンが食いしん坊でよかった。
食の細い子だったら自宅じゃどうにもなりませんモンね。
 
入院に強制給餌。
私的には望んでません。
  
でも家族の意見も聞いてみないと。
   
 頑張れしなチュン!また去年みたいに復活してみせて!(>_<)
 
 

4 件のコメント:

  1. しなチュンちゃん、そんなに具合悪かったんですね。
    うちのむぎも亡くなる前に呼吸がおかしくなって、
    心臓が肥大して肺を圧迫してたそうです。
    病院で発作が起きて、酸素室に入れたのでそのまま入院だったんですけど、
    亡くなる前に面会に行った時の寂しそうな顔が今でも忘れられません。
    家に連れて帰ってもどこまで看病できるかわからないんですけど、
    最後には是非近くに居てあげたいものだと、
    そう思うようになりました。
    しなチュン頑張って!

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  2. かのえさんコメントありがとうございます。

    難しいですよね。治療をどこまでするかって。

    「しなチュンが通院の移動に耐えられなくなりそうに
    なったらもう治療をしない」って、昨日家族会議で
    決めました。

    最後の最後まで治療を続けるってことになると、入院
    も強制給餌もあって、それをしなチュンはどう受け止め
    るかなって。知らない人知らない場所に急に移され、無理
    にエサを押し込まれ、薬を飲まされ。
    確かに、その先に回復が見込めるなら。体力が戻って元気
    になってその先の病気とも闘えるなら。
    飼い主さん達はその望みを託して入院させるわけですよね。

    でも9歳の老鳥にそこまで望むのは無理な気がしてしまって。
    しなチュンが自分でエサを食べなくなったら、もう通院は
    やめます。

    「え?あきらめちゃうの?」って思う方も多いかと思いますが。
    実際入院させるよりキツイと思います。私たち家族の心情は。
    でも、この家で暮らしてきたみんなで一緒にいたい。
    しなチュンに最後まで無理矢理頑張らせたくない。

    もちろん自宅でしてあげられることは全力でします。

    かのえさんのおっしゃるとおり、最後は近くにいてあげたいんです。
    もし時間帯的に私たち家族がいなくても、さんごうとよんごうがそばにいます。

    治療をやめることは命の最後を決めつけてしまうみたいで
    悲しいですが、小鳥の治療にも限界があり、保温と強制給餌
    くらいしか出来ないのであれば、家で保温して、安心できる
    いつもの環境の中で生活してもらいたいと思っています。

    しなチュン。ポカポカ温室のカゴの中で、昨日よりちょっと元気になりましたよ。(^_^) 

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  3. しなチュンちゃん少しでも元気になったようで安心しました。
    大変な決断だったとは思いますけど、
    しなチュンちゃんの一番安心できるようにしてあげられるといいですね。
    実は海外に住んでいた叔母が亡くなった時、
    病院の方針で延命治療をしませんでした。
    難病だったこともあったんですが、
    自力で呼吸や消化ができなくなった時を最後と決めたそうです。
    その代わり、長く会えなかった姉妹や友人に囲まれて、
    最後の時間をたっぷり楽しんだそうです。
    (事実限界だと言われてから1週間も命が延びましたし)
    たぶん、そういう生き方もあると思うんです。
    鳥や動物とは話せないから悩みますけど…
    入院させるのも、家で看護するのもどちらもアリだとは思うんです。
    でも、naomiさんやご家族が辛くなり過ぎないように。
    頑張ってくださいね。

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  4. そうなんです。
    一番知りたいのはしなチュンの意思なんです。

    だって入院させる方向(最後まで治療)でも自宅看護(通院も無理そうならさせない)でも、それは私たち家族(人間)が勝手に決めてしまうことで、結局のところどちらを選んでも私たち飼い主の自己満足になってしまうんじゃないかと思えるんですよね。

    でもしなチュンは自分の気持ちを話せません。

    なので、自分が小鳥だったら…。と思っていろいろ考えました。
    恐がりで人見知りで知能があまりない動物なら、老齢であるならなおのこと、自宅看護を望むんじゃないかなって。

    かのえさんの叔母様のお話。リアルに胸に染みました。(T_T)
    お話していただけたことを感謝します。

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