2011年5月24日火曜日

私が愛鳥を温める理由。

  

私は3羽の文鳥をとても過保護に飼育してきました。

とくに保温に関しては気を付けて。

 

自分でも「過保護すぎでしょう」と思いながらも

温め続けた理由にふと気付きました。

   



子供の頃飼っていた犬は8歳で亡くなったのですが、

フィラリアでかなり悪くなってから病院につれて行き、

とにかく温かい所に置いてあげて食べられるものは

カレーだろうがパスタだろうが何でも良いから食べ

させて。と言われました。(そのくらい末期状態だったのですね)

 

でもウチの母は動物を家に入れることを嫌い、でも

どうにかお願いして玄関に入れて貰ったのですが

ある日、「今日は晴れてるんだから外に出せ」、と

出されてしまいました。1月の雪が降った次の日で

晴れているとは言え、気温は低く、風も冷たく、愛犬は

ぶるぶると震えていました。

 

私が部屋で冬休みの宿題をしていると、突然、

「ギャオーーン!」という聞いたことのない悲鳴のような

鳴き声が庭から聞こえ、驚いて駆けつけると

天を仰いだように上を向いた愛犬がゆっくりと

横に倒れ、私が名前を呼び続ける中、ライトブラウン

だった瞳が深い碧色に変わっていくのが見えました。

 

『逝ってしまった』

 

もう取り戻せない命の消える瞬間を間近で見て

私は自分の無力さを思い知りました。

 

もっと私に愛犬を守れる力があれば(金銭的にも、環境的にも)。

そう思った事が、きっと今の小鳥ちゃんの飼育方法に

つながっているのだと思いました。

 

家の中で一番良い環境で、ストレスを与えず家族として共に暮らす。

寒い思いやひもじい思いを出来るだけさせず、具合が悪そうなら

すぐに病院へ連れて行く。治療も出来る範囲で最善を尽くし

最後まで愛情を持って接する。

 

全部、愛犬には出来なかったことばかりです。

とても賢くて可愛い犬でした。

かなり遠くから私の足音を聞きつけ「おかえり~♪」とシッポを振って

塀の隙間から出迎えてくれました。

 

とてもひもじく寒い思いをして死んでいったあの子の

事を思うと、どうしても小鳥ちゃんには過保護になってしまう。

 

でも、今のよんさまには過保護くらいで丁度良いと思っています。

 

最近気温が不安定なのでとても気を使ってます。

28度保温。

 

よんさま居心地はいいかい?(^_^)

  



6 件のコメント:

  1.  わかります。その気持ち。私も犬に病院なんてといわれ(当時動物病院なんてお金がかかるイメージだったんでしょうね)3歳で亡くしました。
     文鳥さんは12歳の子が最長ですが、ペットショップにいくと雛さんを迎えたくなるので行くのを控えていました。だからペットヒーターなんて知らなくて、寒いのによく耐えました。暖房があればもう少し長生きしたかな?なんて思いました。それからはもう、お財布に負担のないがぎり、健康診断、ヒーター、夏はクーラー28度。でも、12歳は越えないので個体が丈夫だったのだろうと思います。でも、男の子は腫瘍や胆のう腫以外は10歳迎えることができています。女の子は6~7歳かな。
     naomiさんの丁寧な世話で長生きしずらいといわれているシナモン文鳥が10歳近くまで、すごいですよ。
     過保護にできるならそれがいいか、悪いかなんて、私は寿命に結果がでていると思います。
     幸せだと思います。ね、しなちゅん、さんごうちゃん、よんさま!

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  2. ぴぴくるさん

    ウチは貧乏でしたからエサも大きな袋で売っている一番安いドッグフードしか買って貰えず、愛犬はいつもあばらが見えるくらいガリガリに痩せていました。
    父が私の味方でしたが、やはり金銭的に「病院は無理だな」と。でもちょうどその頃兄が就職して稼ぎ始めていて、車も持っていて、「俺が連れてってやる」と愛犬をかなり遠くの動物病院までつれて行ってくれ、治療費も出してくれました。年末だったので閉まっている病院が多くて、すぐ診てくれる所を探してくれたのも兄だったとおもいます。もう半年以上血尿が出ている状態で、エサもほとんど食べなくなっていて、中型犬なのに、子供の私が軽々と診察台に持ち上げることができました。
    病院帰りに兄が缶詰の高級なドッグフードを買ってくれ、それをあげたら喜んで食べていたのを覚えています。でも、その高級なエサも年が明けた頃から食べなくなり、昭和天皇が亡くなった次の日に愛犬は天国へと旅立ちました。

    シナモン文鳥は弱いと、ネットで読みました。
    確かにしなチュンも若い頃は19グラムしかない小柄な女の子で、飛ぶ事もままならない感じだったので、あまり長生きするようには思えませんでした。それに軟卵を産んでしまう子で、いつ詰まるかとヒヤヒヤしてました。

    でも9歳半。長生きしてくれましたね…。
    ぴぴくるさんのコメントでちょっと泣けてきちゃいました。本人には聞けないし。でも「寿命に結果が出てるじゃない」って誰かに言われたかったんだなって、今わかりました。

    ありがとうございます。
    またひとつ、心が軽くなりました。

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  3.  うちも貧乏だったから、病院なんてとんでもない、人間だって生きていくのに・・・でしたから。
     だから、大人になって自分で生きていけるように頑張り、小鳥も病院につれていくのは自分の管理できる範囲でと決めています。なるべく病気にさせないよう、この子達が「ここにきてよかった」と思われたらいいなと思ってお世話しています。
     しなちゅん、本当に小柄でしたね。
     うちも去年、シナモンパイドの子、ピピといいますが、17gで、(生後3ヶ月)今は1年経ち、21g。あまり華奢だったので、女の子と思い、神話のトリトンのお嫁さんの名前をつけたら男の子でした(笑)。まぁ、そのままですが、過保護です。ペットショップで飼い殺しになるくらいひどい状態で、今、生きていて、美しく、お歌もダンスもよろけながら踊るので成長を見守るのがうれしいです。
     しなちゅんに見習ってうちの子も少しは元気で長生きして欲しいな。
     私のつたないコメントで心が軽くできたならとてもうれしいです。
     ブログでコメントを書き始めたのは本当に最近なので。naomiさんとお会いする機会があれば昔の友人のようにお話がはずみそうに感じます。私の仕事はなかなか休日の休みがとれないのが難点なのです。去年までは呼び出しもあったし。
     労働してお金を稼ぐのは大変です。とほほ・・・。

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  4. ぴぴくるさん

    シナモンパイドのピピ君、見てみたいです。きっと美鳥なんでしょうね。(シナモンパイドってとても魅力的な色合いですよね)
    ぴぴくるさんは今何羽の小鳥ちゃんを飼ってらっしゃるのですか?

    お仕事のお休みが平日なんですね~。残念。わたしもぴぴくるさんとのんびりおしゃべりしたいです。

    ま。今のところ、私の予想では6月末できっと今の仕事の契約を切られるので(笑)私がプー太郎になったら、リサイクルキモノショップとか、てづくり市とか一緒に行ってみましょうか(*^_^*)
    運悪く(ん?運良く?)次の仕事がすぐに決まってしまったり、なんの因果か今の仕事の契約更新がされた場合は、私がぴぴくるさんの予定に合わせて有給を取るという手もありますし。どちらにせよ、私もお会いしたいと思っています♪
     

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  5. うれしいです。是非、お会いしましょうね。
     私のうちでは、昨年末までは5羽の子がいて、1羽他界
    してしまい、その後、売れ残りらしい、2羽、足の悪い子で1羽は貧弱な子を迎えて合計8羽。通院したり、放鳥、お世話で休みの日は終わることが多いです。身体の悪い子はシナモンパイドで世話しすぎるためか、自分を文鳥とは思っていないようです。昨年の今頃までは4羽ですべてお嬢様だったので今は王子様たちが歌とダンスをしてくれてにぎやかになりました。男の子のほうが甘えんぼですね。
     今も、パソコンしながら手でかまって攻撃と、求愛ダンスされていいような・・・。みんな長生きして欲しいです。
     私も、再来月から有給がとれるのであわせられるといいですね。着物、手つくり市など大好きです。楽しみにがんばろう!

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  6. ぴぴくるさん

    8羽ですかぁ。賑やかですねぇ(^_^)でも売れ残ってしまう身体の弱い子を引き取ってしまうなんて、ぴぴくるさん本当に文鳥さんが好きなんですね。その子達の今後を思ったら放って置けなかったのでしょう?そういう気持ちは分かりますがなかなか行動に移せるモノではありません。ぴぴくるさんはお優しい方なのですね。

    お休みの日も文鳥様たちのお世話でお忙しいようなので、出来るだけぴぴくるさんのお宅に近い場所でなにか楽しめるようにしましょうね。そして、早めに切り上げてお互い愛鳥の待つ家に帰りましょう。(^_^)

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