2015年4月4日土曜日

この時間



そう。
4年前の今この時間、てんかんの発作をおこして苦しんでいるさんごうを見た。
もう、手の施しようが無いくらいひどい発作で、私は優しく呼びかけながらゼイゼイと呼吸しているあの子を見ているしかなかった。
しかも新しい職場の研修初日でとても休みづらく、遅刻も難しかった。
いつものてんかんのように治まってくれるのか、それとも旅立ってしまうのか判断がつかなかった。
家族が昼に帰って来てくれると言うことで私は出勤する事にした。
なぜかさんごうに「はやく行って!」と言われている気がした。彼女のプライドだったのかもしれない。

結局さんごうは誰も居ない家で逝った。
最初は申し訳なく思ったが、出勤前のあの頑張りを見ると、彼女はひとりで逝きたかったのかもしれないなと思うようになった。

私の思いすごしかもしれないけれど。。。




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