2014年2月28日金曜日

育児放棄にも似た


感覚。というか。
ここのつにはそんな申し訳なさがつきまとう。

ここのつは万年発情期だっただからタマゴを産むのを止めさせるためにも
私が可愛がるわけにはいかなかった。私に一番懐いていたから。
私が手をかざしただけで尾羽をブルブル震わせていた。

だから話しかけることも控え、エサと水の交換だけ。たまに目を合わせていたけれど
それでもラブラブになってしまうので回数を少なめにした。
そう、そっけなくしたのだ。
放鳥も禁止。(たまに家族が出していたけど)水浴びも禁止(水音が産卵を誘発する)

そして結果的にタマゴを産み続けたここのつの2年の鳥生ってなんだろう。
可愛がってもらえたワケじゃ無い、タマゴを産まないようにバランスをとってもらえた
ワケじゃ無い。

そう。私は育児放棄したんだ。
タマゴを産んで20日ほどたったらガラリと環境を変えてやる。それで産まないようになる。
それ以外にも温度や湿度、水音や恋人の存在など工夫すべき点はいくらでもあった。
でも。
人間の生活を重視し、ここのつのことはほったらかしにしてしまった。

ここのつが死んでしまったとき、そして今も、私は涙がこぼせないでいる。
毎朝ここのつのカゴに水をあげ、花に新しい水をかえ、本当にあのモフモフした小鳥は
もういないのかと確かめてしまう。

自分の罪深さに、もう生き物を飼う資格はないのではないかと思っている。

とはいっても八兵衛とテンテンは責任持って天寿をまっとうするまでお世話させてもらうが。

今までにない別れに、正直かなりへこんでいる。

4 件のコメント:

  1. 前記事も読ませていただきました。
    突然でしたね。。
    元気だっただけにショックも大きいですよね。
    でも育児放棄なんかじゃないですよ。
    ここのつちゃんのためを思って距離を置く。それは立派な親心だと思います。

    余り自分を責めないでくださいね。
    ここのつちゃんのご冥福をお祈りします。

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    1. ピチュウさん

      はい、かなりショックです。心の整理がつかなくて・・・。
      ここのつが幸せだったかなって、ただそれだけ考えてしまって。
      あれだけタマゴ産んでいたんだから幸せだったのかな。
      朝起きたら死んでいたっていうのも初めてで、ショックなんですよね。なんにも出来ないままお別れなんて淋しすぎます。

      でも励ましの言葉、お悔やみの言葉ありがとうございます。
      頑張りますね。

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  2. コメントを長い間書き込めない状況でした。いつも拝読しておりました。
    女の子文鳥を約1年前に見送ったのですが、その子は卵を産まない子で
    産めば発情はおさまるけど、産まないので万年発情してました。
    2週間に1度は病院へ行き、先生の判断で発情抑制のホルモン注射を
    打っていました。ケージの環境を何度も何度も変えました。それでも
    発情は止まらず、最後は発情しすぎで卵管が癒着したであろう内蔵の
    疾患で見送りました。何を工夫してもだめでした。この世には通じない
    ものもあるのかとさとりました。
    あれから1年ですが、どの飼い主さんも最善の方法を手探りでがんばり
    ながら接して、でも時には人間の生活も優先して、バランスを取りながら
    進めていく。有効な方法を日々工夫しても私の場合は通じなかった。
    何が答えなのか正直わかりません。答えなど無いのかもしれません。
    大変遅くなり恐縮ですが、お父様のご冥福を心より申し上げます。

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    1. umeさん

      お久しぶりです。コメントありがとうございます。

      お辛い経験をされたんですね。いくら工夫してみても報われないというのはとても苦しい事です。愛しい者を救えないというのは、とても悲しい事です。
      でも。umeさんのコメントで少し心が安らぎました。ありがとうございます。

      父の事もお気遣い下さりありがとうございました。
      お悔やみの言葉ありがとうございます。

      また遊びに来てくださいね。
      長文コメント嬉しかったです。お返事短くてスミマセン。

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