2010年9月25日土曜日

ぐったり。

すみません。長いこと愚痴りマス。。。
  
 
今日はキモノ屋さんに草履を作ってもらいに出掛けた。
チェーン店なのだが何周年記念とかのイベントをやっていて
草履の職人さんが来て、その人にピッタリ合った草履を仕立
ててくれるというのだ。

草履が見たいんです。というと職人さんの前に案内され
椅子に座らされる。
足のサイズはいくつ?と職人さん。
22.5です。と私。
あ~ちょうどMとSの間だねぇ。と言いながらそれぞれのサイズ
の草履を履かせてくれる。

でもMがいいね。どう?
たしかにMのほうが安心感がある。Mにしよう。

こんな色はどう?好き?と職人さんが差し出したのは薄紫の
ようなグレイがかった薄ピンクのような草履だった。
好き好き大好き。って言うかその色で作りたかったのよ。
 
あとはちょっとしたデザインを決めて終了。
職人さんの目利きはすごい。3分程度で終わってしまった。
 
しかしここからが長かった。
 
キモノ屋の店員さんにつれられ店内を回る。(と言ってもせまい
スペースなのだが)
ところ狭しと並べられた反物をさして「お安くなってますよどうで
すか」とお決まりのセリフ。
時間はあるし見ていくだけ見てみるか。勉強にもなるし。
と、畳に腰をおろし反物を眺める。実はさっきチラッと見たときに
気になってたのがあったのだ。
ターコイズブルーの地に金の飛び柄が入った小紋。
ホントにキレイな色だった。
 
しかしなぜか店員さんは全く違うモノを勧めてくる。紬ばかり何本も。
私がどれも気に入らない雰囲気なのを感じたのか、どれか気になる
ものはありますか、と店員さん。
 
コレ。と先ほどのブルーの小紋を持ち上げると値札がチラリ。ん?
セール品3万いくらの山から取ったのに20万って書いてある。
 
すみません。混み合ってたものですからちゃんと片付けが出来てな
くて。
…なるほど。それで勧めなかったのか。

せっかくなので羽織ってみられますか。
キモノ屋得意の反物で実際に着たようにみせるアレだ。
暇だったので羽織ってみることにした。

入社4年目26歳の店員さん(男子)はちょっと緊張しながら着せて
くれた(体を触らないように着せるのは難しい、とくに胸のあたりは。
今回はそこだけ女性の店員さんが担当してくれた)。
帯もちょうど可愛いのがあってなかなかの仕上がり。
 
と、そこに突然知らないおばさま乱入~!(>_<)
「あなたそれ素敵よ!絶対いいわよ!」
なに?だれ?店の人だよね?
店員くんの説明によるとイベントにきた会社の助っ人らしい。
「すごく似合ってる。これは買うべき。買えるでしょう。月9千円くらいよ」
すご!暗算でローン計算しちゃってる。
「いやー無理ですね~」
「無理なことないわよ。一日300円よ。払えるわよ」
「無理。無理」
「そんなこと言わないで。だってほらこんなに素敵で良いキモノがこんな
お買い得なんてもうないわよ」
「そうは言っても無理」
「大丈夫よ。払えるって」
 
もー何を言っても聞いてくれない。(T_T)
 
そしてキモノを脱いで奥の席に案内される。(やな予感)
クレジットの用紙にもうキモノ代とお仕立代と撥水加工代とが書かれ、総額
と月々の支払額まで書いてあった。
サーっと買う気も失せる。(-_-)
こういうやり方は好きじゃない。
そして最初の店員君とその助っ人おばさんと店長の三人がかりで説得に
はいる。説得って…。
支払期をずらしてみたら買えるんじゃないかとか、何回分割にしたら買える
んじゃないかとか。へそくり出せば買えるんじゃないかとか。
そのうちいくらまでなら買えるの?と聞いてきた。
総額30万のキモノが10万になることはないだろうと思って10万までと言って
みた。
そしたら「じゃあ10万くらいでなにか見つけてあげようか」と、おばさん。
あんなにブルーの小紋が良い品だからとか似合うからだとか言ってたのに、
結局はなにか買わせたいだけなのだ。
挙げ句の果てには同じ会場で売ってた宝石類を取り出してコレなら買えるん
じゃない?ときたもんだ。
 
「もう草履買いましたから。もうこれ以上は勘弁してください」とそそくさと逃げ
出してきた。
 
草履に3分だったのにキモノを見るのと説得されるので2時間は軟禁状態。
 
もぅ。ぐったり(>_<)
買う買わないは別として、もっと感じの良いセールスをしてほしいと思う。
途中までは楽しかったのに。おばさま乱入から一気にテンション下がりました。
いやべつに、若い男の子が店員だったから楽しかったわけじゃないっすよ(笑)
その店員さんはあまり買え買えって言ってこなかったんでね、普通にキモノ話で
楽しめました。
 

ま。こんな日もあら~な。(-_-)

2 件のコメント:

  1. お疲れさまでした(^^*)
    読んでて「あるある〜〜」と思ってしまいました。

    私もはるか昔、同じ様なことがあったんですけど…
    なぜ着物屋さんにいるおばさま達は、あんなにしつこいんでしょうね。
    普通にしてくれてた方が、もしかしたら買っちゃうかも知れないのに…
    押し売りされると、気持ちが萎えちゃいません?

    スモーキーなピンクの草履。
    なんだか素敵そうです♪ 仕上がって来るのが楽しみですね!!

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  2. はい、疲れました。
    でもちぃさんに分かって頂けてちょっと心が晴れました。
    いますよねー押しまくりのおばさまって。
    ホントに。少しほっといてくれた方が買う気になったかもですよ。

    草履の職人さんは良い仕事してくれそうなので楽しみなんです。でも仕上がりは11月。まだちょっと先ですね~。

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