2015年10月31日土曜日

犬に名前をつける日



映画、観てきました。



ドキュメントと普通の映画の間を良い感じに行ったり来たり。

現実のありさまと、こうあって欲しいという希望と。

沢山の飼い犬が捨てられている事に驚きました。

まだ1歳の犬を保健所に持ち込みで処分を願うなんて。。。

何かの事情はあるにせよ、ひとつの命を見捨てたんですよね、その飼い主は。

保健所に保護されてる犬が映りますが、首輪をしてる子の確率の高さ。

あんなに沢山の飼い犬が自分で脱走したとは思えない。

私たち鳥飼いで言ったら、わざと窓から鳥を飛ばせて知らんぷりと言った

ところでしょうか。

犬だと帰ってきてしまうから、遠くの町で放したんでしょうか。

どうしてそんなことが出来るんでしょうね。


でも、映画を観ていて思ったのはもうひとつ。

子供の頃に飼った犬のこと。

雑種犬の子犬を夏休みに拾ってきてウチで飼うことに。

8年生きてくれましたけど、最期も看取りましたけど。

あの子は幸せだったかな。。。

子供ながらにもっとしてあげられることはあったのに。

毎日散歩行ってあげた?

ちょくちょくブラッシングしてあげた?

お小遣いと親に交渉して良いごはんあげられた?

子供の私は全部の質問に首を横に振ります。

ウチの犬は飼い犬なのにガリガリに痩せてて。

血尿が出てるのに病院にも連れて行ってもらえなくて。

そのころ既に働いていた兄が、みかねて獣医さんに診せて、でも

もうあとわずかの命で。

缶入り高級ドッグフードも最期には食べなくなりました。

昭和最期の年。

冬休みの宿題をしていると大きな遠吠えのような叫び声が。

それが彼の最期の声でした。

ライトブラウンだった瞳がグリーンに変わっていく様を見て

命が消えたのだとわかりました。


今でも毛と写真をロケットに入れて持ってます。

ライトブラウンの瞳をした犬を見るとあの子を思い出します。


あんなに私に懐いて愛情をくれたのに。

私はそれが当たり前だと。

犬とはそういうものだと。

子供だったとは言え、バカだったなぁ。

あんなイイ子。もう会えないよ。








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