2011年12月3日土曜日

本当に我が身

 
 
今日の13時頃。7が落鳥いたしました。

享年6ヶ月24日
生まれてから209日の命でした。

〈9月3日撮影〉


今日は12時に病院の予約を入れていました。
呼ばれて診察室に入ると、いつになく元気そうな7。

いま、上り調子ですよ。(^_^)
食べてくれてるから体重も18グラムになったし。
咳もしてないし。

先生が嬉しそうに笑った。

ホントだー。目が生き生きしてていつもと違う~。

私も家族も予想外の回復にビックリ。

自宅でのネブライジングが一番有効な治療法だと思います。
 
確かに。ここまで元気な姿を見ちゃうと治療諦めるのはもったいないですね。
 
あーだこーだと先生と相談し、とりあえず5日間だけ自宅で朝昼晩3回の
ネブライジングをすることにしてみました。
 
私の保温バックに7を移し、待合室で会計を待っていました。
カタカタカタ・・・。7がプラケースの中を歩く音が聞こえます。
思ったより元気に退院できて、治療の希望も見えてきました。
 
保温バッグの中がが酸欠にならないように酸素スプレーを数秒軽く
吹き付けて、温かい空気が逃げないようにファスナーを閉めました。

ネブライジングの薬が出来上がるまでちょっと時間がかかり、
(それでも10分はかかってない)会計を済ませ、病院を出ました。

急いで温めたまま帰るためにタクシーに乗り、私はバッグのファスナーを
開け、中の様子を確かめました。

その時はもう。7は絶命していました。

え?・・・7?・・・7?

ぐったりしているのかと目をこらしましたが7のカラダは全く動いて
いませんでした。

急いでタクシーを止めて貰い、病院に戻りました。

首をかしげる病院のスタッフさんに「死んでしまいました」。と告げると。

「え!? ちょっとこのバッグのままお預かりしていいですかっ!」

と急いで先生の元に。
 
診察室の中から先生の驚いた声が聞こえ、診察中の患者さんが
追い出され、私達が「どうぞ」と診察室の中に呼ばれました。
緊急用のセットが次々に用意されます。

でも。聴診器を7の胸にあてた先生は「残念ながら、・・・絶命していますね」
と、言って7の頭を撫でていました。

こんなにすぐ急変するような容態じゃなかったのに・・・。なんで・・・。
保温はどのようにしてました?

バッグの中を見せて『ゆたぽん』とホッカイロ一個で、ついでに
酸欠にならないように酸素スプレーも使用しました。と、説明。

えー・・・。なにも思い当たらない。なんだろう。。。
ショックで気が遠くなりそう。

先生がどうにか7を生かそうとしてくださっていた事は、入院中の
給餌の仕方でも、自宅療法での相談でも熱く伝わってきました。

何だか逆に、私が7を殺してしまったみたいで申し訳ない気分でもありました。
 
前回の退院の時も、7は2時間で体調が悪化しました。
それを思えば、体力が衰えてる今は、30分ももたなかったのでしょう。

さっきまで元気で黒いお目々をクリクリさせていた可愛いカナリアの7は
暗い小さなプラケースの中で、ひとり淋しく死んでいきました。

7はウチに帰りたくなかったのかな。
でもよんさまには会わせてあげたかったのに。
昨日から保温状態バッチリにセットしておいた自宅の水槽とプラケースが
32度設定のホカホカのまま、帰らぬ住人を待っていました。

先生に7の解剖をお願いしました。
なにか納得できる答えが欲しくて。
それにきっとこういった症例のときに役立てると思って。
 
いままで7を応援して下さったみなさん。
本当にありがとうございました。
我が家の希望の光は、天に帰りました。
7がもう苦しむことはないという事が、今の私の唯一の救いです。


でも・・・。


7の歌。聞いてみたかったな。





10 件のコメント:

  1. 7ちゃん、今迄とっても頑張ったね。
    そして、もう頑張らなくていいんだね…。

    お家に帰りたくなかったのではなく、何かをさとり、病院と言う場所から出たかったのではないでしょうか?

    生まれ変わりは信じていない私ですが、虹の橋はあると(あって欲しいと)信じています。
    きっと3ごうちゃんとしなちゅんが、向こうで7ちゃんを迎えてくれていることでしょう。

    解剖をお願いしたお気持ち、良く解ります。
    恐らく私も同じ事をお願いしたと思います。
    賛否はあるかと思いますが、何が原因だったのか知りたいと思いますし(原因が分かったからと言って、7ちゃんが帰ってくる訳ではありませんが…)、仰る様に、同じ様な症状で苦しむ他の小鳥ちゃん達の為になるのなら、意義あることだと思います。

    昔から比べると、随分鳥に対する医療は発達したと思います。ですが、欧米に比べると日本はまだまだ研究不足は否めない現状だと思います。
    きっと臨床の現場で、病気の原因究明の為の献体(献鳥?)が少ないのも、理由として少なからずあるのではないのかな?と、個人的には思っております。

    naomiさんとご主人さま、さぞやお力落としの事とお察しいたします。
    でも、出来うる限りのことを精一杯されたと思います。それでも、悲しい事には変わりはないのですが…。
    心からのお悔やみと、ご冥福をお祈りいたします。

    同じ鳥種は飼われないと仰っておりましたが…いつの日か、またレモンカナリアをお迎えして欲しいと、勝手ながら願っております。

    7ちゃんの歌声、聞いてみたかったですね。

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  2. 生後209日ですか・・・短すぎますよね。
    7ちゃん、本当によく頑張ったと思います。
    お家まで帰れなかったのが残念すぎます・・・
    せめて一日でも、一時間でも・・

    7ちゃんの体調には波があったんでしょうね。
    入院中に容態が急変して、そのまま・・というよりはnaomiさんの膝の上で安心して旅立てたのではないでしょうか。

    7ちゃんは、しなチュンちゃんとさんごうちゃんを同時に亡くして落ち込んでいるnaomiさんに再び小鳥を飼おうという気持ちにさせるためにこの世に生れて来たのかもしれませんね。

    自分を責めたりしないでくださいね。
    naomiさんは一生懸命、看病していたと思いますし、病院の先生も出来る限りの手を尽くしてくれたと思います。

    7ちゃん今頃、虹の橋で先輩2羽と会って素敵な歌声を披露してますよ。

    7ちゃんのご冥福を心からお祈りいたします。
    本当によくがんばったね。

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  3. naomiさま

    7ちゃんは、ひとりで天国に行ったんじゃないですよ。ママが迎えに来るまで待ってたんです。ママが迎えに来てくれたから、天国に行く決心がついたんです。 昔、育てた子は、朝、私が起きるまで頑張っていて、手のひらに乗せてすぐ、息を引き取りました。7ちゃんも同じだと思います。naomiママに最後に会いたかったんだと思います。 思いつめないでください。 naomiさんは、できることは全てした優秀な7ちゃんのママでした。 とこママより

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  4. 7ちゃん...お空に帰っていったんですね。
    よんさまとはっちゃんのいる、温かいお家に帰りたかったよね。
    でももう精一杯頑張ったのかな。
    7ちゃんをお家にお迎えしてからのnaomiさんの献身的な看病の一端を知っている身としては、
    せめておうちで安らかに逝けたらと願っていました。
    でも7ちゃんには限界だったか...
    数回前の記事から読む度に涙が止まりませんでした。
    短い命だったけど、naomiさんやよんさまに出会えて良かったね7ちゃん。
    お空でいっぱい希望のうたを奏でて下さいね。
    それはきっとみんなに届くから。

    naomiさん、お力をお落としだと思いますが、
    どうぞご自愛くださいね。
    きっと他のお家だったらもっとわずかな命だったと思います。
    7ちゃんの命の輝きを最後までしっかりとみつめていたnaomiさんは本当に強い方だと思います。
    7ちゃんのぶんも、よんさまとはっちゃんを愛してあげて下さい。

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  5. naomiさん、はじめまして
    ずっとブログ読ませていただいてました。

    7ちゃん本当に小さな体でよく頑張りましたね。
    7ちゃんは、短い命だったかも知れないけど
    優しく愛情いっぱい溢れるnaomiさんちの家族になって
    本当に幸せでしたね。

    最期に、naomiさんと会えて7ちゃんは、嬉しかった
    でしょうね。
    7ちゃんの分もっともっとよんさまに長生きして
    もらわないといけないですね。

    7ちゃんのご冥福を心からお祈りいたします。

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  6. ちぃさん

    今日7を火葬しました。
    火葬車に来て貰い、その場で焼いて貰う方法をとりました。
    そして、火葬している間、窯を冷ます間。ずっとボン・ジョヴィのベストアルバムを聴いていました。
    煙突から上がる熱で、向こうの景色が歪み、7のほとんどが空へと舞い上がっていくのを見届けました。
    ボン・ジョヴィでこれほど泣けるのかと思うくらい涙が溢れました。
    今にも7の練習する歌声が聞こえてきそうな気持ちでした。
    火葬すると本当に「お別れ」した気持ちになります。
    そういう気持ちに絶えられないから、私はさんごうとしなチュンを手元に置いているのですね。きっと。

    7の好きだった曲で丁度時間になり。ほんのちょっとの骨を家族と共に拾いました。
    一番小さな骨壺でも大きすぎるくらいです。

    ちぃさんと、とりみカフェに行ったとき「私、黄色いカナリアさん飼いたいなぁって思ってるんです」って言いましたね。
    あのときの夢見るような気持ちはまだ・・・正直残っています。

    いつの日か。私がちゃんとカナリアさんを飼えるようになったら、そして、運命の出会いがあったら、その時はお迎えしたいと思っています。
    私が還暦を超えた頃になってるかもしれませんが。(苦笑)

    いろいろとご心配をお掛けしてすみませんでした。
    メールやお手紙。とても嬉しかったです。
    ありがとうございました。

    これからまた我が家の鳥事情を綴っていきますので、遊びに来て下さいね。
    なにしろよんさまがまだ君臨してますから。(^_^)

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  7. ピチュウさん

    そうなんです。
    私にとって7は特別でした。
    さんごうとしなチュンを同時に亡くし、もう小鳥は・・・。と思っていたときに、希望の光が差し込んできたかのように我が家にやってきてくれました。

    『次の子を飼ってもイインダヨ!(^_^)』

    そう思わせてくてた子でした。7のおかげでよんさまも元気になり、我が家も明るくなりました。八兵衛が来てまた小鳥3羽の生活になり、私の気持ちが落ち着きました。

    自宅でとりみカフェ。なんて夢見てました。
    でも。7は体調を崩してから悪化する一方。6ヶ月で逝ってしまいました。
    本当に、何かの使者だったのかな?なんて。今はぼんやりした頭で考えています。

    7の通院で主治医の底力と小鳥に対する愛情、飼い主への人情を知ることが出来ました。とても良かったと思ってます。

    ピチュウさんも色々と情報提供、ありがとうございました。
    今後の参考にさせてもらいますね。

    優しいお言葉に感謝します。

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  8. とこママさま

    私の愛しい黄色ちゃんが逝ってしまいました。
    本当に、最後の日はとても元気で可愛いカナリアでした。顔の羽が抜け落ちているのも気にならないくらいの可愛らしさでした。不思議なくらいに。

    自分勝手に解釈してしまえば、『待っていてくれた』で良いのかもしれません。
    でも『あんな元気な状態から急死なんて、何か注意が足りなかったのでは?』と思ってしまうのが私の性格。

    でもいいのです。いろいろな経験をして注意深くなることは、次の子を育て一緒に生活する上で重要な事だと思っています。

    ・・・でもやっぱり。優秀なママさんでした。と言われると。
    そうかなぁ。。。って嬉しくて泣けちゃいますね。
    私も。必死だったので。

    ありがとうございます。
    コメントいただけて嬉しいです。

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  9. 楓さん

    私も。せめて家までもってくれたら・・・。と願っていました。
    本当に7は限界だったのだと思います。
    頑張らせすぎてしまったのかもしれません。
    何を言っても今更・・・なのですが。

    いつも楓さんはコメントが早くて、優しい言葉で励まして下さったのでとても嬉しかったです。本当に励みになりました。

    確かに7はうちに来ないでブリーダーさんの所に居たら、もっと短い一生だったんじゃないかと思います。
    かろうじでオスのカナリアだとわかりショップに卸しても売れないでしょうし、咳をする感染症であればなおのこと処分されてしまった可能性も否定できません。

    一期一会。
    ほんの少しの間でしたけど。7と知り合えて良かったです。
    彼はいろんな事を私に教えてくれました。

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  10. 匿名さん

    ずっとブログを読んでいて下さったのですね。
    ありがとうございます。

    今はまだ頭がぼんやりとして、体がふわふわしています。
    心ここにあらず。って所でしょうか。
    特に今日は7の火葬をしたので泣き疲れてしまったのかもしれません。

    でもこうして私の気持ちをブログに書くといろいろな方がコメントを下さいます。今回の匿名さんもそうですね。

    不思議なことに。会ったことのない、知らない方からでも、励まされたり慰められたりすると嬉しいものです。

    7のことで今回新しくコメントをくださった方が数人いらっしゃいます。

    本当に、7は小鳥に限らず『出会い』を運んできてくれる不思議な子でした。

    どうぞまた遊びに来て下さい。
    コメントありがとうございました。

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