2011年4月30日土曜日

久しぶりの組紐教室

 


 


会社勤めを始めてしまったせいで行けなくなっていた

月に一度の金曜日に行われる組紐教室。


 

本来なら祝日は教室もおやすみされるそうなのですが

優しい先生の心遣いで29日の祝日に教室をひらいて

いただけることになり、喜び勇んで行って参りました。


去年帯締めを組んで、最後の仕上げである「横とじ・縦とじ」を

すっかり忘れてしまっていたので、それをしっかり

教えて頂き、グリーンの帯締めが完成!

(出来上がった作品はキモノを着たときに紹介します)

 


そして余った時間で小さなストラップを作ってきました。


  江戸八組の中でも『変わり八組』と呼ばれる手法。


 

八つの糸束を組んでいくので八組(やつぐみ)というのですが、その糸束の配置を

決められた位置に配色し、一番簡単な普通の江戸八は右左一回ずつ回して

組んでいくのに対し、変わり八組は右二回・左二回になります。

そうすると上の写真のように花柄のような模様が組み上がっていくわけです。

(もちろん同じ方向に回す回数を増やすことで、また違った変わり八組の紐が出来上がります) 
 




携帯(PHSですが(^_^;))と比べるとこんな大きさです。

黒っぽく見えてますが濃いカーキ色にピンクの花柄です。
 

金具にボンドで接着しているので、その部分の強度がちょっと心配(^_^;)

あまり引っぱらないでおこうっと。(なんの為のストラップ?みたいな…)


 

久しぶりの組紐教室で、しかもとても良い天気だったので春に毎年着ている

キモノを着て出掛けました。まだ一度も締めていなかった半幅帯(三匹の子豚柄♪)

に自作の帯締め(組紐ではなく花結びでつくった飾り用の紐)にブローチで

帯留め風にして、帯の結びは可愛い二枚羽根の文庫にして、かなり春らしい

仕上がりに大満足♪ だったのですが。写真を撮り忘れ…(T_T)

久しぶりにキモノネタが書けると思ったのに…。


  

帯は違うモノにする予定ですが、5月14日(私の誕生日)にまた同じキモノを

着る予定なので、そのときは忘れずに写真を撮りたいと思います!

 


それにしても数ヶ月ぶりにやった組紐。

すっかりやり方忘れてましたぁ~<(_ _)>

やっぱりちょこちょこやってないとダメですねぇこういうのって。

 


でも嬉しいことに、先生が今後土日も月イチで今後教室を開いてくださる

そうなので、趣味として続けて行きたいと思っています。



大切な日本の伝統文化。

本来ならもっと頑張って資格をとって、カルチャーセンターなどで私が

誰かに教えていくべきなのかもしれないなって、思います。

(今の生徒さんたちは皆さん高齢者なのでこのままでは組紐を伝えて

いく人がいなくなってしまうのが目に見えています)

ネットで検索しても組紐を『体験』ではなくきちんと教えてくれる

教室はほとんど見当たりません。

(本物の組紐職人さんは仕事で商品を作っているので、教室は無理ですし)


  

先生に聞いても熱心に組紐を勉強したいという若者は大半が留学生なんだ

そうです。キモノを着なくなった日本の若者には必要ない技術ですからね

日本文化に興味を持っている留学生が組紐に興味を示すというのは

ある意味納得のいく話です。


 

でも…。私は『好きなことを仕事』に出来ないタイプの人間でして(^^;)

好きなことは自分のペースで自由気ままにやりたいのです。

仕事にするとお金やら時間やら生徒さん達との関係性やら、いろいろな

ことを考え、管理していかねばなりません。それがねぇ…。

 

先生は『naomiさんが資格を取りたいなら私力になれるわよ』って

おっしゃってくれていますが、(先生のもとで決められたカリキュラムをこなせば

資格がとれるそなのです。私の先生は「講師を育てる資格を持っている」って事ですね)

 

かなりハードな内容(かなり複雑な技法をマスターしていくわけなので)だし、

 『でも楽しんでほしいから無理しなくていいのよ』とも言って頂けたので、今は

楽しむことを優先しようと思っています。

 

もうすぐ誕生日、アラフォー世代の私も将来をリアルに考えなきゃいけませんね。

 

長くなりましたm(_ _)m


 







4 件のコメント:

  1. 組紐文化。 
     私は初めて名前を知りました。水引文化も衰退しているそうで残念なのですが。日本の良き伝統が失われつつあることは非常に残念です。着物も織り方から勉強すると手間暇がかかっていますが、日本の気候を考えていることをふまえると面白いですが。私は寒い冬にネル生地のようなゆかた調の寝衣で温かく過ごしました。母が美容師のせいか、着物はよく着させてもらいました。しかし、私が29歳のときに病気でなくなり、今もいたら、着付けを教えてもらったことでしょう。日本の文化は素敵なものが多いですが、値段が高いこともあるのかな。
     日本人だからといえる自分でありたいものです。

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  2. だいぶ前のNHK関係の番組でしたが・・・
    組紐をめがねのチェーンにして作っていました。

    介護関係ディサービスの場所で色々な組紐を作品にして作っているそうです。年配の方にも馴染みやすいのかな?!

    組紐のいいところがもっと、広まるといいですね。

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  3. ぴぴくるさん

    着付けは本でも学べますよ(*^_^*)
    私は誰にも習わず、(アドバイスはちょこちょこ頂きましたが)本で着付けを覚えました。
    キモノもリサイクルショップで手頃なものを購入しています。多少サイズが合わなくても洋服ほど気になりませんし。なによりほとんどの方が正しい着方なんて知らないので、多少間違っていても気付かれません。(たまーに鋭い目つきでチェックするおばさまがいらっしゃいますけどね。気にしない気にしない。笑)

    だってただの「服」なんですから。特に私がいつも着ているのは普段着キモノばかり。洋服と同じように好きなように着れば良いと思っています。(正式な場での着付けはプロに任せちゃいますけどね)

    ちなみに私の持っているリサイクルキモノの価格は500円~5万円。きっと最初の持ち主は数十万で作っているものと思われます。中にはお母様から嫁入りの時に作ってもらったまましつけ糸も取らずに、なんて商品もあります。
    探せばお気に入りが見つかるかもしれませよ。そしたら着たくなるかも。

    ぜひぜひキモノを楽しんでください。(*^_^*)

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  4. ひろの妻さん

    組紐は手先と脳を使うので、年配者の老化防止には良いと思います。マイペースで好きな色合いでコツコツと続けられ、出来上がっていく様が目に見えるので楽しいですし。

    私の先生も授業料を取らず、材料費のみで教えてくれています。ほかの場所でもボランティアで子供達に体験させていたり、作品の展示と体験コーナーを作って地元のお祭りに参加してみたり。

    体験コーナーも材料費のみ。体験キットを作るのに何百のセットをしなきゃいけなくてとても大変な思いをされているのに、「もう組紐を知ってもらいたいだけだから」と、奉仕の心で活動されています。本当に頭が下がります。

    組紐教室の生徒さん達はキモノを着ないので、ビーズや天然石などと組み合わせてアクセサリーを作っています。
    そういう風に形を変えてでも技術を残して行けたらいいですね。

    コメントありがとうございました。

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